日時指定条件とともに、目標130% 超えの集客に成功!「やるなら、今しかない」初めての体験型企画展「POKÉMON COLORS」を無事成功させた、テレビ新潟様の電子チケット活用術

ケース・スタディ

   

©2021 Pokémon. ©1995-2021 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc. ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。

2021年夏、東京の松屋銀座を皮切りに、全国を巡回した「POKÉMON COLORS」。4つのアクティビティと1つのインスタレーションをポケモンと楽しむ体験型企画展として、全国で15万人以上 の入場者数を記録しました。2022年のゴールデンウィークに「POKÉMON COLORS」を開催した新潟県では、今回初めて電子チケットシステム「ウラカタチケット」を導入。コロナ感染対策を施し、安心安全に楽しく展示会を楽しめる環境を提供しながら、目標以上の集客を実現し成功を納めました。企画展を企画した株式会社松屋の友高様と、新潟県にて企画展を主催した株式会社テレビ新潟放送網の川村にその裏側についてお話を伺いました。

 

「多くの人に楽しんでもらいたい」企画者の思いから、全国各地を巡回した体験型企画展

-体験型企画展「POKÉMON COLORS」の企画背景と、テレビ新潟様にお声がけをしたきっかけを教えてください
(株式会社松屋 友高様(以下、松屋・友高様))
2020東京オリンピックのタイミングに、世界中からお客様をお迎えして楽しんでもらえる展覧会を開催したいという思いで企画しました。新型コロナウイルスの影響により変更は多々ありましたが、「多くのお客様に楽しんでもらえる体験型企画展」にこだわり、体験型企画展「POKÉMON COLORS」を開催することとなりました。
当社では年間15~20本の展覧会を立ち上げ、全国への巡回を行っています。地方展開に際してはお付き合いのある百貨店やテレビ局、新聞社にお声がけしており、今回も新潟会場はテレビ新潟様にお願いしたいとご相談していました。

-「POKÉMON COLORS」開催に向けて、声をかけた際の各社の反応、テレビ新潟様の反応はいかがでしたか。
(松屋・友高様)
家庭用ゲームやカードゲームなど、「ポケモン」は色々なコンテンツで親しまれ、広がりがあります。各社にお声がけをした際はすぐ興味を持ってもらえました。しかし、企画展としては、コロナ禍だったことや体験型としていたために慎重な姿勢を示される企業様もいらっしゃいました。テレビ新潟様には当社企画の展覧会を実施していただいた実績があり、企画段階から情報交換をしていました。

(株式会社テレビ新潟放送網 川村様(以下、「テレビ新潟・川村様」))
色々なご提案をいただくなかに「POKÉMON COLORS」がありました。その内容の新しさ、楽しさに興味を持つとともに、テレビ番組の「ポケットモンスター」を放送していることから、新潟で開催するのであれば「テレビ新潟だろう」ということで、実施に向けて話はスムーズに進みました。

収支・運用ともに大きな課題となった「時間ごとの入場者数制限」

-他社様では、懸念の声も上がったとのことでした。テレビ新潟様にお話があった際の反応はいかがでしたか?
(テレビ新潟・川村様)
まだ新型コロナウイルスがどうなっていくのか分からない時期ではありましたが、徐々にイベントも再開していたので、感染予防対策をしっかりした上での開催を検討していました。
話が具体化するにつれ、松屋様から「参加人数に上限を設定する」というお話がありました。他の展覧会同様いらっしゃる方は全員入場いただく前提で計画していたので、収支予測は当初の予想よりシビアになり、その点では懸念がありました。

-実施準備の段階で、人数制限が必要になったのですね。松屋様、テレビ新潟様の間で協議などはありましたか
(松屋・友高様)
私たちも展覧会を行う立場なので、一人でも多くの方に参加してもらいたい、それによって収益も確保したい、というテレビ新潟様のお考えはよく分かりました。ただ、安全面に対しては慎重に考える必要がありました。
新型コロナウイルス再拡大の局面を迎えていた年末年始に「POKÉMON COLOR」を実施した博多会場には、テレビ新潟様にお越しいただき、実際の運営方法や会場の様子を見てもらいました。「お客様が十分に体験して、企画展を楽しんでもらえる」人数設定をしようというところで、適正人数を算出しました。

(テレビ新潟・川村様)
通常、展覧会など座席等の定員がない場合は、混雑にならない程度に入場いただき、混み合った場合には外でお待ちいただく、という形で長年イベントを開催してきました。今回も検討時点では人数制限は想定していなかったので、お話をいただいた時には戸惑いました。

(松屋・友高様)
通常の展覧会では、販売や運営方法は地域・会場ごとに決めてもらっています。ただし、今回の体験型企画展はお客様にしっかり楽しんでもらうため、1人あたりの体験時間などをシミュレーションし、時間帯ごとの人数制限が必要だという考えでした。

「新潟で通用するのか?」という不安を、「やってみるなら、今」の思いに変えて電子チケットを導入

-会場の人数制限が必要となって、電子チケットの検討が始まったのですね。「ウラカタチケット」を検討・導入された背景を教えてください
(テレビ新潟・川村様)
アソビュー社の電子チケットシステムの話は以前より伺っていたため、人数制限が必要となり、すぐ検討することとなりました。人数制限のため、随時入退場の人数をカウントして会場内の人数を把握する、会場内のお客様に退場を促す等のオペレーションを想定しましたが、これを行うのは現実的ではないと考えました。

-テレビ新潟様では、今回が初めての電子チケット導入だったと伺っています。検討する上で懸念はありませんでしたか
(テレビ新潟・和田様)
紙のチケットしか取り扱ったことがなく、新潟で「電子チケット」がお客様に伝わるのか?と不安だらけでした。私たちは普段電話での予約受付も行っています。ご年配の方も多いため、お客様自身でスマートフォンを使ってチケットを買えるのだろうか?と思っていました。
ただ、日程・時間ごとに人数制限ができるというのは魅力的でした。紙チケットの運用ではプレイガイドへの配券作業が発生するので、アソビューの管理サイト上で販売状況の確認や枚数変更などの作業が即時でできるのは魅力でした。運用しやすさを考えると「電子チケットしかないのでは」と思いました。

(テレビ新潟・川村様)
チケットについて、「いつまで紙なの?」という会話は以前からしていました。その度に「でも、ご高齢の方が…」「新潟では…」という声が上がるため、なかなか紙運用から脱却が出来ませんでした。
電子チケットを検討するにあたり、アソビュー社を含めた数社のシステムを調べましたが、電子端末だけで柔軟に対応できるということが分かりました。入場者数をコントロールするには日時指定が有効だろう、アソビュー社の電子チケットが一番使いやすいのではないかということで導入を決めました。

(テレビ新潟・和田様)
スマートフォンに慣れた若い客層の来場が見込めること、日時指定が対応できることから、今回の企画展は、電子チケットに初めて挑戦する機会として最適ではないか、という考えもありました。万が一のケースを考え、紙チケットとの併用案も検討しましたが、その分販売や集計に手間がかかってしまう。最終的に、事前販売はアソビュー社の「ウラカタチケット」一本で実現しました。

予想以上に混乱なく、販売機会の最大化とオペレーションの効率化が実現

-システムの導入からチケット販売まで、実際に行ってみていかがでしたか
(テレビ新潟・和田様)
テストページを作ってもらったり、実際にアソビュー社の営業担当の方に新潟まで来ていただいて、販売・入場オペレーションのデモ実演をしてもらいました。手厚くサポートをしてもらったおかげで販売準備はスムーズでした。

-今回の電子チケットでは、条件付きで事前キャンセルをOKとされました。キャンセル機能をどのように評価されていますか
(テレビ新潟・和田様)
紙チケットでの運用時ほとんどの公演では、基本的にはキャンセル、払い戻しを行っていません。しかし、今回は一定期間前まではキャンセルOKとしました。新型コロナウイルスの状況など、直前まで行けるか分からないというお客様心理を考えると、キャンセル料がなく来場予定を取り消しできるというのは良かったのでは、と考えています。

(テレビ新潟・川村様)
通常より安く販売している前売券の15%がキャンセルされていました。行く日程の都合が悪くなった、より良い日時の枠が空いた、などで通常券で買い直されている動きがあったと分析しています。前売券が売れた後も、その差額分収益が上がっていくのは初めてのことで大変印象的でした。

(松屋・友高様)
「POKÉMON COLORS」ではお子様連れファミリーが多かったので、キャンセル機能は有効活用されていたと感じます。
展覧会としては 「キャンセルができる=売り逃しに繋がる」というイメージがありますが、一方でキャンセルできないがゆえに問合せが多いのも事実です。「払い戻しをしてほしい」「日程を変更してほしい」という電話を受け、会場で都度処理するのも、お客様・運営側双方で労力を要します。問合せが減って、お客様の利便性が高まるようであれば、キャンセル機能はいい機能だと感じます 。

-会場での運用オペレーションについては、どのように評価されていますか
(テレビ新潟・和田様)
QRコードを読み取るだけで入場対応ができ、とてもスムーズな入場ができました。
紙チケットの運用時は感染症対策の一環として、お客様自身で一人ずつチケットをもぎっていただく場合が多いのですが、どうしても時間がかかってしまいます。今回は代表者が提示したQRコードを読み取るだけでグループ全員のチケットが確認できたので、スムーズな受付ができました。「後から1人、車を停めてから来ます」という場合にも、複数着券もできたので速やかに対応できました。
想定外だったのは会場の電波状況が悪く、その場でQRコードが表示できない方がいらっしゃったことです。その対応には手間取りましたが、当社側の管理画面から予約状況を確認し、その方のチケットを使用済み扱いにできたのでありがたかったです。紙チケットの場合、プレイガイドでの購入時は確認に時間をいただく場合もあるので。

-ご年配の方など、不安もありながらのスタートでした。お客様の反応はいかがでしたか
(テレビ新潟・和田様)
ご年配の方も「とりあえず、これで」と、会場にQRコードを持って来られていました。事前購入せず会場に来られるケース等を想定し、念のため、枠が空いている場合にのみ現地で当日券を販売しました。しかし、枠はほとんど事前に売れていたので、当日券を出すこと自体僅かでした。

(テレビ新潟・川村様)
当初想定していたよりはるかに、電子チケットや日時指定に対するネガティブな意見はありませんでした。正直もっとあるのでは、と覚悟していたので意外でした。今回の参加者は20-40代が多かったので、電子チケットに対する理解があったのだろうと思います。

-マーケティングレポートも活用いただいたと伺っています。
(テレビ新潟・和田様)
開催前、開催後もタイミングごとにマーケティングレポートを出してもらいました。スポットCMを流している時間帯とそれ以外の時間帯、CM映像の内容などで比較し、購買状況に差があるのか仮説を立てて分析できたのでよかったです。

(松屋・友高様)
宣伝活動にデータを活用できるのは魅力的です。

(テレビ新潟・和田様)
はい。販売開始直後の購買者データを見て、子連れのファミリー層に購入いただいていることが分かりました。事前に幼稚園や保育園にチラシ配布などを行っていたので、広報の効果を確認することができました

予想以上の効果をもたらした電子チケットに、新たな可能性を見出す

-テレビ新潟様では、電子チケット「ウラカタチケット」をどのように評価していますか。今後の方針も含めて教えてください
(テレビ新潟・川村様)
「ポケモン」そのものに魅力があったことが大前提ですが、今回は出来すぎていました。当初、アソビューの営業担当の方と「これくらい来てもらえたらいいね」と立てていた集客目標の130%を記録しました。いくらゴールデンウィークとはいえ平日までも、これほど集客できるとは全く想定できませんでした。
今後も電子チケットを積極的に活用していきたいです。日時指定チケットを初めて導入して、その利便性を実感しました。効率的に運営ができる、データの分析もできる、といいことづくめでした。
通常、自由に入場してもらえるような展覧会では、1日通して来場状況に波があるものです。ところが、今回のような場合は、1日中多くのお客様が来られて、効率的にスタッフ配置ができました。
また、お客様にもメリットがありました。今回の会場は駐車場が有料で、また物販会場以外に時間を潰せるような場所もありませんでした。そのため、決められた時間に会場へ行き、すぐ入場できることは、お客様にとっても親切だったと感じます。
万が一、入場までにお客様が待つ必要がある場合、人員整理に人が必要となります。今回は当日券を販売しましたが、それをなくせばその分人員も削減できますし、手数料をかけて釣銭用の現金を用意する必要もありません。日時指定制と電子チケットの導入で、運営の効率化が叶う ことが分かりました。紙チケットと電子チケットで比較すると、チケットもぎりの人員が1~2名削減できるという印象です。
企画展の内容によって状況は変わると思いますが、今後は応用をきかせて活用していきたいと思っています。

-他の会場と比較して、松屋様ではテレビ新潟様の取り組みはどのように評価していますか
(松屋・友高様)
松屋銀座をはじめ、他会場では、紙の発券が必要となる他社の日時指定チケットを活用していました。電子チケットを取り入れられたのは、テレビ新潟様だけです。
テレビ新潟様の取り組みを見て感じたのは、売り逃しをすることなく、効率的にチケットが売れている、ということです。展覧会は限られた期間での開催となるため、 いかに効率的に空き枠を埋めていくか、が課題です。これをクリアできるのは電子チケットならではの強みだと思います。お客様がその場ですぐ予約ができる、すぐ主催者が販売をコントロールでき、販売状況を分析できるというのは電子チケットならではだと感じました。

-今後「ウラカタチケット」やアソビューに期待することを教えてください
(テレビ新潟・和田様)
メルマガ以外にも、アソビュー会員に対して広報手段があればいいなと思っています。まずは、新潟県内にアソビュー会員を増やしてもらえたら嬉しいです。弊社はテレビ局なので、ぜひCM出稿等もご検討いただけたらな、と思っています。
また、イベントのレポートの出し方をカスタマイズできるようにしていただきたいです。日ごとにお客様の名前が出る、などしていただけると、運用しやすいと感じます。

(松屋・友高様)
松屋銀座 では、数あるチケット販売方法の一つ、として電子チケットを活用した実績はあるものの、電子チケットに限定した販売は行ったことがありません。チケット販売は展覧会の成功に関わるので 、今回のお話を伺ってより興味が湧きました。
新型コロナウイルスによって、急激に電子チケットが世の中に浸透してきたと感じます。当社としても世の中のニーズに合わせて、臨機応変に対応していきたいと感じます。ぜひ今後、アソビュー社とお取り組みができたらと考えています。

お話を伺った方
■株式会社 松屋
共創事業部 友高彩夏様
■株式会社テレビ新潟放送網
総合ビジネス局事業部 川村康明様、和田みゆき様

***