850件を越える口コミ数と高い満足度。京都の歴史ある窯元「瑞光窯」の6代目に聞く、多くの人に満足される陶芸体験とは

ケース・スタディ


毎年多くの人が訪れる観光地、京都。
清水寺から程近い中心スポットに工房を構える「瑞光窯」様では、850件を超える多数の口コミと、高い満足度を誇る陶芸体験を提供しています。
人気コンテンツを提供する上での気づきや工夫を「瑞光窯」の6代目、土谷瑞光様に伺いました。

陶芸体験を通じて、陶芸に対するイメージのアップデートを狙う

アソビュー!導入のきっかけや経緯を教えてください
実は最初に契約を開始したのは先代で、10年ほど前でした。当時は体験のお客様が来てくださるのは自社サイトを見た方のみという状況でした。やはりそれだと集客に限界があるので、「アソビュー!」のような集客力のあるサイトに掲載すれば、売上アップにもつながるのではないか、というのが導入のきっかけです。

-アソビューでの取り組みとして、これまでにどのようなことをされて来たのか、簡単に教えてください
掲載にあたり一番意識したのは陶芸体験の伝え方です。
僕は元々別の会社に勤めていて、この瑞光(ずいこう)窯に戻って来たのは約8年前。瑞光窯に戻ってきた時、正直なところ、陶芸には「古い」「地味」「敷居が高い」というイメージを持っていましたし、世間も陶芸に対して、そういったイメージを持っていると感じていました。アソビューを通じてそのイメージを一新できたら、というのはずっと考えていました。
具体的な取り組み内容としては、写真の差し替えや文章の変更です。実際に体験している様子や作品の写真について、アソビューの担当者へも相談してアドバイスをもらいながら、若い方に魅力を感じていただける内容に変更しました
例えば、笑顔いっぱいの体験写真だったり、器の写真も、「こんな器でおしゃれな生活をしたいな」とお客様に思ってもらえるような写真の撮り方を意識して、カメラマンにも指示を出すようにしました。


▲瑞光窯様のアソビュー!ページ

-もともとのターゲットは、若い方々を想定していたのですか?
そうですね。僕や、僕の周りの友人は「人生で一回は轆轤(ろくろ)を回してみたい」というのは共通の認識として持っていて。でもどこで回したらいいかわからない状況でした。
京都は観光という一つの入り口のようなものがあるので、「自分と同じ20代の人達に向けてそういう機会を提供したい」と考えていました。
元々、修学旅行や社員旅行などで京都には多くの方がいらっしゃいます。年代はすごく幅広いのですが、やっぱりメインのターゲットとして一番多くウチの窯に来ていただけるのは、20代の女性とカップルの方ですね。

-アソビュー!導入によって、利用者数は増えていった印象は受けましたか?
かなり増えた印象がありますね。ちょうど僕が瑞光窯に戻ったときは、体験予約サイトという存在が、これから伸びていくという段階だったので。アソビューに掲載を始めてから、一気に自社サイトや他の媒体からもお客様が入るようになりました。ありがたいことに、現時点まで右肩上がりでお客様が増え続けている印象です

ニーズに合わせた複数のプランを提供。期待とのギャップを無くして多くの人から満足される体験に

-瑞光窯様は口コミの件数、高評価がとても多い印象を受けますが、何か工夫している点はありますか?

評価や口コミに関しては、結構試行錯誤してきた部分があります。
まず評価ですが、「世界一美しい器を作れる体験にしよう」をコンセプトとして、クオリティの高いサービスを提供したい、という想いで出店をしました。
なので、「良いもの」を作ってもらうことを重視して、当初は時間も長めで料金も高めに設定していました。
ですが、なかなかそれでは来客数が増えず、どちらかというと観光のお客様なので、もう少し手軽に体験したいというニーズが多かったのかもしれないと考え、次はもう少し手軽に、短時間で安価なサービスを提供するようにしました。そこで体験のお客様も増えて、多くの人に満足していただけるようになりました。
ただ、大多数のお客様は満足されるのですが、例えば「時間がちょっと短い」や、「もう少し自分で作った感が欲しい」というお客様の声も上がって来るようになりました。
最終的にいま落ち着いてるのは、気軽に体験したいという大多数のお客様に対応できるプランと、自分でこだわって作りたいという方向けの、1時間で作り放題というプランを用意しています。

-利用者が多い人気のプランなどはありますか?
どちらかというと軽めのプランを選ぶ方が多い印象です。現在プランが3つあり、1つは20分でコップが作れるライトプラン、2つ目は1時間で作り放題のズイコウプランと呼ばれるプランがあります。
その間に30分のスタンダードプランというのも置いており、こちらもどちらかというと手軽に体験したい方向けのプランになっています。現在はスタンダードプランを選ぶ方が8割以上です。
様々なニーズのお客様に対応できるような今のサービスに変えて、お客様の期待とのギャップが解消されたことも、口コミの評価に繋がっていると思います。

-数多くある陶芸体験の中で、差別化している点を教えてください
わかりやすいのは、色使いです。焼く前に釉薬というコーティング剤をつけることによって、様々な色に焼き上がるのですが、従来だと茶色系のイメージが多い中、瑞光窯では現代風の色釉薬を使用しています。自社で開発した鮮やかなターコイズブルーの器などが代表かなと思います。
これが一番人気で、体験のお客様からも、この色で器を商品として作ってほしいという声を多くいただきます。
同じ原料を使っても、窯が違ったり、焼く時間が変わるだけで発色がかなり変わってしまうので、この色を出せるのは、差別化できているポイントかなと思います。

多くの利用者から口コミを書いてもらうために具体的に工夫してる点などがあれば、教えてください
口コミに関しては、体験が終わった後にお客様に無理のない範囲でお願いをする、というすごく地道な感じです。
ただ、ウチは小さな窯なので、ほぼマンツーマンで、お客様に1人のスタッフがつくようになっています。コミュニケーションを取りながら体験して、その後終わった流れで口コミの記載をお願いをするので、比較的書いてもらいやすいのかなとは思っています。
それと、口コミを書く際に、最低でも何文字以上などの決まりがあると結構お客様の負担になると思うのですが、アソビューの口コミは字数制限がないので、それも書きやすい要因のひとつかなと思います。僕は口コミをお願いする際は、「2分で終わります」と、とても手軽という事をお伝えしています。コミュニケーションの中で最後にサラッとお願いすると、書いてくださるお客様が多いと感じます。
それと、平日など、時間がある時には体験が終わった後、その場ですぐに書いていただくことが多いです。あとはやっぱり地道な努力ですね。口コミを書いてもらうって。
体験が終わって、会計までの間に書いていただく際には、スタッフは轆轤の土を拭いたり、片付けなどの作業をして、お客様も書きやすい雰囲気を作るように意識しています。

今後アソビュー!に期待したいことを教えてください
すごく欲を言えば、やっぱり陶芸体験って「京都で陶芸を体験しよう」と決めてくる方が大多数だと思うんですね。それこそ「京都」、「陶芸体験」で調べたときに出てくる情報をみて来ていただいてるかと思うのですが、これからは現状プラスで考えていかないと、と思っています。
アソビューをみて来店されるお客様は多いので、例えばアソビュー内で広告を打ってトップページにバナーが出てくるようになる。そして広告からの流入数や広告費から、費用対効果などがわかるようになると、広告を打つ際に参考にできるので、いいなと思います。
それと、思いつきですが、京都は「陶芸体験」と「ガラス吹き体験」が結構人気なコンテンツだと感じています。京都でガラス吹き体験に一度行った人が、次は陶芸体験につながるようなシステムがあるといいですね。
アソビュー内で地域の人気体験がいくつかピックアップされて、そこをユーザーがお得に回れるような仕組みができると面白そうだなと思います。

お話しを伺った方
瑞光窯6代目
代表取締役社長 土谷瑞光 様