
世界遺産「元離宮二条城」のチケットをキャッシュレス購入可能に!混雑緩和やインバウンド対応に焦点
ケース・スタディ
クライアント | ・元離宮二条城 様 |
背景・課題 | ・来城者のキャッシュレスニーズに対応する必要がある ・チケット購入窓口が混雑しており、観光客の満足度低下している ・チケットの販売方法の多様化が必要 |
打ち手 | ・asoview! 電子チケットの導入 ・asoview!と提携する海外OTAでのチケット販売 |
成果 | ・キャッシュレス化によって来城者の利便性が向上 ・チケット購入窓口の混雑が低減 ・窓口の運用負担軽減 ・海外OTA6社での販売 |
世界遺産「元離宮二条城」のチケットをキャッシュレス購入可能に!混雑緩和やインバウンド対応に焦点
京都で"あふれる"観光客
訪日外国人観光客は2011年の622万人から右肩あがりに上昇し、2018年には3000万人を突破した。特に「京都」は訪日外国人観光客に人気で年々訪れる客数も増えており、京都府全体における2018年の訪日外国人宿泊客数は450万人を記録した。
今、京都では「オーバーツーリズム」が深刻となっている。観光客が過剰に集中することで、観光だけではなく地域住民の日常生活に支障が出てきている。
チケット購入で窓口に並ばない
まず最初に焦点を当てたいのは施設の「混雑緩和」である。今まで国内の観光施設では、チケット購入で窓口に並び現金等で決済を行うのが通例であった。特に訪日外国人観光客は日本円での支払いに慣れておらず、人気施設ほどチケットの購入窓口で長い列が出来てしまうことが多い。元離宮二条城では年間200万人以上(*1)が訪れており、繁忙期は1日2万人以上が入城するため、入城チケットの窓口には最大で1時間以上の列が生じる場合がある。
asoview!が提供する「電子チケット」では、観光客は窓口に並ぶこと無く、各自で所有するスマートフォンなどを利用しインターネット上でチケットを購入。入城時には通常のチケットと同様に電子チケットをスタッフに見せて”もぎり”対応をしてもらうだけだ。もちろん、再利用が出来ない点も通常のチケットと変わらない。
多言語の"おもてなし"、海外OTAでも販売へ
電子チケットは多言語に対応しているので、観光客は慣れ親しんだ母国語で説明書きを読むことが出来る。さらにasoview!が提携する海外OTA6社とも連携し、二条城の電子チケットを販売しているため、観光客が使い慣れたサービスでチケットを購入することが出来るようになった。
キャッシュレスの取り組みは各方面で脚光を浴びる
我が国では経済産業省をはじめとしてキャッシュレス決済の推進が行われている。二条城ではasoview!の電子チケットを導入することで、国策に対していち早く対応を行うことが可能となった。また、今回の二条城における電子チケットの導入は先進的事例として、各方面から脚光を浴びている。
【日本経済新聞】官房長官「観光客誘致へ国際標準」 先進地域の京都を視察
【テレ朝news】菅官房長官が京都視察 インバウンド拡大へ整備強調
引用:
*1 平成29年度の元離宮二条城訪問者実績