
売れる商品へ磨き上げ、多彩な体験が楽しめる地域を目指す
ケース・スタディ
クライアント | ・岡山県観光連盟 様 |
背景・課題 | ・全国的に見て、岡山県は予約数の伸びる余地が存在 ・ごく少数の体験事業者しか予約が入らない状態 ・各プランの予約受け入れには様々な課題が生じており改善が必要な状態 |
打ち手 | ・各プランごと、データを基にした「カルテ」を制作 ・各事業者を訪問し、カルテを基にした説明と改善活動を実施 |
成果 | ・都道府県別予約数:33位→23位(2016年と2019年8月末時点の比較) ・上位事業者の依存度:約1/3→約1/10 (2016年と2018年予約数に占める上位3事業者シェア) ・県内予約数:2.4倍(2016年と2018年の比較) |
数だけではなく、質の高い体験の提供へ
現状、上位3事業者が岡山県全体の体験予約シェアの約3分の1を締めている状態で、特定事業者に予約が集中し、またasoview!上での観光消費額は47都道府県中33位と相対的に小さい状況であった。(*1)そこで、各体験プランに予約が入りやすくなるよう体験コンサルティングを実施した。
データを元にした改善カルテを作成
まず改善に向けて、データに基づき、改善提案を意識。asoview!では約20,000プランや膨大なデータを解析し、本件でも活用。(*2)今回の場合、プランに対して何を改善すれば予約が入るのか、その結果及ぼすインパクトを洗い出した。例えば、写真の掲載点数が5枚以下の場合と比較し、11枚以上写真が掲載されている場合では約2.5倍の予約差が出てくる。このような項目と現状を事業者ごとにデータをまとめ、改善方法を記した独自フォーマットの「asoview!カルテ」を作成し診断した。
事業者を直接訪問、その場改善し予約数は8倍以上に
体験事業を行っている方は忙しく、電話やメールでは改善に繋がりにくいという課題が生じていた。そこで、直接体験事業者を訪問し「asoview!カルテ」を基に改善に関するお話をさせて頂き、可能な項目についてはその場で改善を実施した。
改善例として、岡山県瀬戸内市牛窓に位置する「ザ ホテル リマーニ&スパ」で提供する体験プランは予約数が1年間で約8.4倍となった。
県内全体の体験品質が上がり、体験予約数は2.4倍に
最終的な結果として、2016年から2018年の2年間で岡山県内の体験予約数は2.4倍に増加。都道府県別予約数の順位を比較しても2016年には33位であったが、2019年8月末時点では23位と、10位分の上昇が見られた。
引用:
*1 2016年における当社販売データを元に算出
*2 2019年8月末時点のプラン数