島根県「おためしサテライトオフィス」に参加してきました。
REPORT

こんにちは!アソビューで地域創生を中心としたプロジェクトマネジメントを行っている伊東です。
今回は、島根県が主催する「おためしサテライトオフィス」事業に参加してきました。
島根県の課題とは…?
島根県の課題は「人口減少」。国内全体の課題と一緒です。
1955年のピーク時には93万人居た人口も、今は約69万人。
東京都練馬区と比較すると、約140倍の広大な土地に練馬区と同じくらいの人口が
住んでいることになります。
人口を増やすには、外部から人を呼び込む必要があり、人が根付くには仕事が必要です。
アソビューでは、そんな課題に向き合うために島根県に行ってきました。
おためしサテライトオフィス
さて、島根に拠点を作って働くことは出来るのでしょうか…?
テストマーケティングとして、アソビューでは開発メンバー2名、営業メンバー2名で、
松江市にある「おためしサテライトオフィス」でお仕事をしてみました。


Wi-Fiは高速。ディスプレイは大型で、カメラも高性能なLogicool製のものを利用。
(アソビュー本社よりも環境が良い…)
Skype会議だって途切れず、まるで近くにいるかのように打ち合わせができちゃいます。
顔を合わせての会議だとグダグダになってしまうこともありますが、
ビデオ会議だと要点だけ集中して議論出来るのでGood!


また一番良かったのは、オフィス内に人が密集していないことでした。
エンジニアリングは相当な集中力を必要とするため、
周りがガヤガヤしている状況や、話しかけられる状況だと生産性の低下に繋がってしまいます。
広々としたオフィスで働くことで、集中力の違いが実感できました。
ただ、デメリットもあります。
物理的に都内のクライアントやメンバーと顔合わせをしなければならない状況だと、
島根東京間で5時間以上も移動が掛かってしまい、時間のロスが激しいため、
営業職種などには向かないと感じました。
エンジニア天国、島根
先程挙げた、立地的なデメリットはエンジニア職種であれば障壁は低いと考えられます。
エンジニアは、直接クライアントと会う機会は限られ、
ネットワーク環境があれば、直接顔を合わせなくても仕事は進められます。
一方で、ある程度のローカルエリアネットワークが無ければ情報交換が出来ず、
技術力が伸びにくいというのも事実です。
島根県には、クックパッドなどが導入していることで知られるプログラミング言語
「Ruby」の開発者で有名な「まつもとゆきひろ」氏が在住。
著名なエンジニアが居るということは、その地域の技術水準を上げる重要な要素となります。
このような背景もあって、島根県にとって
「エンジニアを島根県に呼び込み活性化を図る」というのが最終的なゴールとなります。
そのテストマーケティングとして「おためしサテライトオフィス」を
実施しているという位置づけです。
また島根県では、実際に島根に拠点を構えたIT企業に対して
採用や働き方等の観点で幅広く支援を行っています。


地域を支援するためには、その地域に実際に入り込んで意見を交換し
その土地を知り、実際に行動に移す必要があります。
実際に地域に足を運ぶフットワークの軽さがアソビューの良いところ。
その後すぐにオフィスに戻り、開発に繋げられることで、スピードが変わってきます。
アソビューのように、地域との連携が重要となる企業では
島根に拠点を構えることは検討に入れても良いのではないでしょうか。
アソビューでは、これからも様々な形で地域の課題に向き合って行きます。
島根の良いところをご紹介
出西窯


https://www.shussai.jp/about/index.html
焼き物が好きならここ。職人さんが一つひとつ手作りしている器は実用性も高く、
何かプレゼントをしたいと考えている方にオススメ!
由志園




この名前を聞いてピンと来た方!
そうです、漫画・ドラマ「砂時計」の舞台になった場所です。
世界一大きな砂時計がある、珍しい「砂」の博物館。
近くには、主要キャラである大悟が大事な告白をする、鳴き砂が敷き詰められた琴ヶ浜も。
石見銀山


世界遺産にも認定された石見銀山。
最盛期に日本は世界の銀の約3分の1を産出し、
貨幣などに使われていたそう。
江戸の町並みが立ち並び、実際に住宅やお店として使われています。
ただ町並みを見るだけではなく、当時の世界観に入り込むことが出来ます。