
効果的な問題解決をするために、普遍的なステップを身につける!『世界一やさしい問題解決の授業—自分で考え、行動する力が身につく』
COLUMN
人事戦略室の島根です。
これまで社内向けに発信していた「おすすめ書籍」をご紹介していきます。
人事という立場で、ビジネススキル、キャリアに関する本が多くなると思いますが楽しみにしていてください。
さて、第一回目は「論理思考」に関する本です。
「論理志向力を高めるおすすめの本はありますか?」という相談をよくいただきます。
出版されている論理志向に関する本を大きく分けると、
- 問題解決フェーズ(まず、自分の頭で考えるフェーズ)
- コミュニケーションフェーズ(考えたことを相手に伝えるフェーズ)
の二つの場面のどちらかにフォーカスを当てていることが多いです。
今回オススメする本は、
- 問題解決フェーズ
- 初学者向け
という書籍です。初学者とは
- 論理志向の本をあまり読んだことがない
- 何冊か論理思考の本を買ってみたけど、途中で挫折してしまった
という方向けです。
本書は、会話形式で書かれており、図表が多く分厚くない、という点で初学者にはスタートしやすい仕立てです。書かれている中で私が一番大事だと思う点は、
「問題解決の流れは以下ステップがある」という点。
- 現状の理解
- 原因の特定
- 打ち手の決定
- 実行
この4つのステップを、一つひとつ図表を用いながら解説しているのでとてもわかりやすいです。
私自身
- What(問題は何か?イシューの特定)
- Where(どこに問題があるのか?)
- Why(なぜ問題なのか?)
- How(解決方法は?)
※本書のステップ「㈪原因の特定」に、whereとwhyが入ります。
というステップを強く意識して日々仕事をしています。
多くの人は、自分が確からしいと思ったことに飛びつきやすく、本質は何か?を立ち止まって考える
ことが弱い傾向にあります。この本に書かれているステップを一つひとつ踏むだけでも、
これまで気づかなかった論点や施策を発見することができるかもしれません。
さらに、自分で意識するだけでは気づかないことも多いため、チームメンバーとの共通言語になっていると、お互いに見落としを防ぐことができます。
※アソビューでは、「イシュー」や「枠組み」という言葉を共通言語としており、会議前に必ず確認し、生産性をあげる取り組みをしています。
論理思考力を高めたいがこれまで挫折した経験がある方は、まず本書からスタートして効果を実感してみてください!